高専の亀野教授が「街路樹マップ」

【大分合同新聞2004年5月2日朝刊掲載】

高専の亀野教授が「街路樹マップ」   通りの緑に目をむけて


▲3年前から分布を調査し、マップを作った亀野教授

 大分高専の亀野辰三教授(景観デザイン・交通計画)が、 大分市内の街路樹のある路線や場所、樹種などを記した「大分市内街路樹マップ」を作った。 国や県、市が管理する約百路線の街路樹を網羅。街路樹愛護の機運を高めてもらおうと、 小中学校の教員や各学校などに配布する。

 マップは市内を四ブロックに分け、街路樹のある場所や樹種、常緑樹・落葉樹の違いを色分け。 アメリカフウやクスノキ、ケヤキなど代表的な樹種二十種の樹形や葉の形、特徴のほか、全国の有名街路樹も掲載している。

 よく知られているのは
  ▽国道197号・県庁前のクロマツ、ホルトノキ、プラタナス
  ▽県道大在大分港線のクスノキ、ナンキンハゼ
  ▽国道210号(ホワイトロード)のコブシ、ハクモクレン
  ▽米良有料道路のホルトノキ、ケヤキ
  ▽パークプレイス大分公園通り内のケヤキ、アメリカフウ―
 など。

←中央分離帯にクスノキが植えられている県道大在大分港線


 マップ製作のきっかけは、亀野教授が数年前に大分市内で実施した、街路樹に対する市民の意識調査。 多くの人が街路樹の樹種はもちろん、存在すら知らない状況に驚いた。 「樹木の名前すら知らなければ、街路樹に愛着も持てないだろう」と考え、三年前から分布調査に入った。 日本造園修景協会県支部が費用を負担し、写真撮影や調査などに原千砂子さん(東洋技術)、 楠野耕市さん(九環緑地建設)が協力した。

 亀野教授は「大分市は他県の県庁所在地と比べてシンボルとなる緑のゾーンが少ないが、 愛着がわくすてきな街路樹が各地にある。マップを、市民が街路樹に関心を持つきっかけにしてほしい」と話している。

 五千部を発行。市教委を通じて市内の小中学校の全教員約二千五百人や各学校に配布。 総合的な学習の時間などに役立ててもらうという。可能な限り一般にも配布する。

 申し込みは、マップ(縦二十一センチ、横十二センチ)が入る返信用封筒と百二十円切手を同封の上、 〒870―0152 大分市牧一六六六番地 大分高専都市システム工学科計画・デザイン研究室に郵送する。  

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